【これで解決】Springで@Autowiredするとnullになったときの対処法

この記事は上記のような疑問を解決します。

@Autowiredがnullになる問題の対処法

理由は単純でした。

@Autowiredされるクラスの方はしっかり@Componentや@Serviceをつけていましたが、@Autowiredを記述しているクラスの方はnewされていたのですね。

newで生成されたインスタンスはSpringの管理対象ではなくなるので、@Autowiredなど便利なアノテーションが効かなくなります。

具体的に言うと、以下の状態で@Autowiredしてもnullになります。

Testクラスはnewで生成されているので、Springの管理対象外ではなくなり、結果その中で@Autowiredしても失敗して値がnullになるわけですね。

public class Main { 
  Test test = new Test; 
  test.hoge(); //内部でエラー 
} 

public class Test { 
  @Autowired  
  private Onigiri onigiri;
　
  // onigiriを@Autowired
  // ただしTestクラスはnewされて作られた  
  // つまりSpringの管理対象外のクラスから外れているクラス 
  // そんなクラスからは@Autowiredアノテーションを使えない 　
  // onigiriはnullになる 

  public void hoge() { 
    int price = onigiri.getPrice(); // NullPointerException 
  } 
} 

pubilc class Onigiri { 
  private int price = 108;

  public getPrice() { 
    return this.price; 
  } 
}

対策

@Autowiredを呼び出しているクラスを、Spring管理対象下に置けば解決します。
つまり、newせずに@Componentや@Serviceを付け@Autowiredすれば良いんですね。

今回の例でいうと、

public class Main{ 
  @Autowired 
  private Test test;  // 変更点：Testクラスのnewをやめた 

  test.hoge(); // 成功 
} 

@Component //変更点：@Componentなどの適切なアノテーションを追加 
public class Test{ 
  @autowired
  private Onigiri onigiri; 
  
  ...
}

まとめ

Springで@Autowiredしたらnullになってしまう問題の対処法をご紹介しました。

Newを使ってしまうとSpringの管理対象から外れ、@Autowiredが失敗して値がnullになってしまいます。これを解決するには、newしないようにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。